「賃貸館について」というページを公開しました
2013年 02月 04日
情報システムの及川です。
さる2/1に「賃貸館について」というページを以下で公開しました。
賃貸館について
http://www.chintaikan.jp/about-chintaikan/
このページの経緯について少し書いてみたいと思います。
・「賃貸館」自体を説明するページがなかった
・アピールすることの難しさ
・ウェブサイトにとって文章の位置づけ
▼「賃貸館」自体を説明するページがなかった
・ずっとなかった賃貸館を説明するページ
・弊社部長からの要望により
■ずっとなかった賃貸館を説明するページ
昨年4月に賃貸館サイトのデザインをリニューアルしたのですが
その時も、そしてそれ以前の2005年のデザイン変更の時点でも
なかったページがありました。
それが今回の「賃貸館について」のページです。
ブランドを説明するページが無いのも不思議といえるのですが、
2005年時点ではまだ会社も大きくなっておらず、ブランドの説明
をする発想がなかったのか、それとも説明できるほどの材料が
なかったのか、じゃないかと想像しています。
昨年については、納期の関係でこの部分を意図的に置きにしていました。
■弊社部長からの要望により
そうした経緯の中で作られてこなかったページが
今回作られたのは弊社部長の以下の要望がきっかけにありました。
・この不況下厳しい状況に対して少しでも他社との差別化を図りたい
・賃貸館は現在大手賃貸業者に全く劣らない実力を
つけてきているにも関わらず、名前で判断されてしまう現実
大きくCMでも打てればいいのですが、現状ではそれもかないません。
ですので、どうにか賃貸館をしっかりアピールする文章を用意し、
興味を持って訪問されたユーザーにだけでも読んでもらえるものにすること。
これが今回の経緯の発端でした。
▼アピールすることの難しさ
・会社の独自性がない?
・粘り強くインタビューをして
・あるにはあるがそのうたいかたが
■会社の独自性がない?
部長との初回の打ち合わせで上記要望を聞き、
では何を盛り込むかについて聞き取りを行いました。
ですが、その際出てきたものは、正直なところ
「賃貸館」の独自性・強みとしては弱いものでした。
■粘り強くインタビューをして
部長を含めた社内のスタッフ、部内で時間を
かけて何度もインタビュー、打ち合わせを行いました。
そこで本人たちが理解していない
にもかかわらず、その内容が「賃貸館について」の
価値あることがままあったということです。
いくつかの使えそうな話を聞くことができました。
■あるにはあるがそのうたいかたが
さてインタビューを行いやデータの事実関係を
洗い出して、それからまとめる作業に入った
のですが、それはそれで悩みどころでした。
この段階で出てきた内容は、賃貸館の
独自性や強みを示していました。
ですが、これを読んだユーザーが
理解しやすいものではありませんでした。
これをどうにかして一つのストーリーにまとめ
上げ、その表現についても工夫をこらしてみました。
▼ウェブサイトにとって文章の位置づけ
・これまでのウェブサイト制作では文章は重要視されていなかった
・コンテンツが重要視されるように変化してきた
・誰もが文章を書ける。でもうまく書けるわけではない
■これまでのウェブサイト制作では文章は重要視されていなかった
今回のページ作成で、実は新しいチャレンジをしています。
ウェブサイト制作で疎かにされてきたものがあると
いわれています。それが文章です。
これまでのウェブサイト制作では、クライアントとの打ち合わせの後、
デザイナーが見た目のデザイン、プログラマーが機能部分と
分担して制作を行ってきました。
文章などのテキストも重要な要素にも関わらず、
公開されるぎりぎりまで後回しにされてきました。
デザイナーが作ってきたデザイン画の中の文章が埋め込まれる
箇所は「テキストテキストテキスト~」となっていました。
本来文章や画像を読ませるために作られるデザインのはずが、
主役の要素を置き去りにしてきているということが往々にしてありました。
■コンテンツが重要視されるように変化してきた
ですが、ここ数年でこの傾向があきらかに変わってきています。
スマートフォンの登場付近から明らかにコンテンツ (※1)
を最も重視することが、結局はサイトを見てもらえる、
という理解に変わってきています。
ご多分に漏れず私も文章をしっかりできていなかった一人でした。
今回はその反省もあり、しかも「自社のブランドを説明する」
という好機でもあったため、文章をしっかり考え表現することに
力を入れてみました。
※1
「コンテンツ」とは
日本語では「内容」というような訳語になるでしょうか。
ここでの内容とはウェブページを構成する要素となり、
文章や画像などを合わせたものという理解になります。
■「誰もが文章を書ける。でもうまく書けるわけではない」
今回、単に3ページ程度でしかもデザイン的な要素が
ほとんどない文章のページに1ヶ月弱の時間をかけています。
内訳は以下になります。
・取材に2週間
・文章表現の推敲に2週間
・ページ制作3に日
正直かけすぎなところもあるのですが、私が未熟であったこともあり、
以下の学習もこの時間に含まれています。
・より関係者を巻き込んで本当に必要な業務や前提の理解に努めたこと
・その上で、ユーザーに読んでもらえるための工夫
「ユーザーに読んでもらえる工夫」として以下の工程を意識して組み込んでみました。
・ストーリーづくり
・見出しや文章の書き方の見直し
・見た目のデザインでの強調
(実は3つ目のデザインについてはまだ進行中です。
追ってイラストや図像を追加する予定です)
もちろんこれが完全なものになったとは思っていません。
どこかで読んだことばがあります。
「誰もが文章を書ける。でもうまく書けるわけではない」
本当にそのとおりだなあと実感しています。
文章については、今後も力を入れて行きたいと思っています。
それでは。
さる2/1に「賃貸館について」というページを以下で公開しました。
賃貸館について
http://www.chintaikan.jp/about-chintaikan/
このページの経緯について少し書いてみたいと思います。
・「賃貸館」自体を説明するページがなかった
・アピールすることの難しさ
・ウェブサイトにとって文章の位置づけ
▼「賃貸館」自体を説明するページがなかった
・ずっとなかった賃貸館を説明するページ
・弊社部長からの要望により
■ずっとなかった賃貸館を説明するページ
昨年4月に賃貸館サイトのデザインをリニューアルしたのですが
その時も、そしてそれ以前の2005年のデザイン変更の時点でも
なかったページがありました。
それが今回の「賃貸館について」のページです。
ブランドを説明するページが無いのも不思議といえるのですが、
2005年時点ではまだ会社も大きくなっておらず、ブランドの説明
をする発想がなかったのか、それとも説明できるほどの材料が
なかったのか、じゃないかと想像しています。
昨年については、納期の関係でこの部分を意図的に置きにしていました。
■弊社部長からの要望により
そうした経緯の中で作られてこなかったページが
今回作られたのは弊社部長の以下の要望がきっかけにありました。
・この不況下厳しい状況に対して少しでも他社との差別化を図りたい
・賃貸館は現在大手賃貸業者に全く劣らない実力を
つけてきているにも関わらず、名前で判断されてしまう現実
大きくCMでも打てればいいのですが、現状ではそれもかないません。
ですので、どうにか賃貸館をしっかりアピールする文章を用意し、
興味を持って訪問されたユーザーにだけでも読んでもらえるものにすること。
これが今回の経緯の発端でした。
▼アピールすることの難しさ
・会社の独自性がない?
・粘り強くインタビューをして
・あるにはあるがそのうたいかたが
■会社の独自性がない?
部長との初回の打ち合わせで上記要望を聞き、
では何を盛り込むかについて聞き取りを行いました。
ですが、その際出てきたものは、正直なところ
「賃貸館」の独自性・強みとしては弱いものでした。
■粘り強くインタビューをして
部長を含めた社内のスタッフ、部内で時間を
かけて何度もインタビュー、打ち合わせを行いました。
そこで本人たちが理解していない
にもかかわらず、その内容が「賃貸館について」の
価値あることがままあったということです。
いくつかの使えそうな話を聞くことができました。
■あるにはあるがそのうたいかたが
さてインタビューを行いやデータの事実関係を
洗い出して、それからまとめる作業に入った
のですが、それはそれで悩みどころでした。
この段階で出てきた内容は、賃貸館の
独自性や強みを示していました。
ですが、これを読んだユーザーが
理解しやすいものではありませんでした。
これをどうにかして一つのストーリーにまとめ
上げ、その表現についても工夫をこらしてみました。
▼ウェブサイトにとって文章の位置づけ
・これまでのウェブサイト制作では文章は重要視されていなかった
・コンテンツが重要視されるように変化してきた
・誰もが文章を書ける。でもうまく書けるわけではない
■これまでのウェブサイト制作では文章は重要視されていなかった
今回のページ作成で、実は新しいチャレンジをしています。
ウェブサイト制作で疎かにされてきたものがあると
いわれています。それが文章です。
これまでのウェブサイト制作では、クライアントとの打ち合わせの後、
デザイナーが見た目のデザイン、プログラマーが機能部分と
分担して制作を行ってきました。
文章などのテキストも重要な要素にも関わらず、
公開されるぎりぎりまで後回しにされてきました。
デザイナーが作ってきたデザイン画の中の文章が埋め込まれる
箇所は「テキストテキストテキスト~」となっていました。
本来文章や画像を読ませるために作られるデザインのはずが、
主役の要素を置き去りにしてきているということが往々にしてありました。
■コンテンツが重要視されるように変化してきた
ですが、ここ数年でこの傾向があきらかに変わってきています。
スマートフォンの登場付近から明らかにコンテンツ (※1)
を最も重視することが、結局はサイトを見てもらえる、
という理解に変わってきています。
ご多分に漏れず私も文章をしっかりできていなかった一人でした。
今回はその反省もあり、しかも「自社のブランドを説明する」
という好機でもあったため、文章をしっかり考え表現することに
力を入れてみました。
※1
「コンテンツ」とは
日本語では「内容」というような訳語になるでしょうか。
ここでの内容とはウェブページを構成する要素となり、
文章や画像などを合わせたものという理解になります。
■「誰もが文章を書ける。でもうまく書けるわけではない」
今回、単に3ページ程度でしかもデザイン的な要素が
ほとんどない文章のページに1ヶ月弱の時間をかけています。
内訳は以下になります。
・取材に2週間
・文章表現の推敲に2週間
・ページ制作3に日
正直かけすぎなところもあるのですが、私が未熟であったこともあり、
以下の学習もこの時間に含まれています。
・より関係者を巻き込んで本当に必要な業務や前提の理解に努めたこと
・その上で、ユーザーに読んでもらえるための工夫
「ユーザーに読んでもらえる工夫」として以下の工程を意識して組み込んでみました。
・ストーリーづくり
・見出しや文章の書き方の見直し
・見た目のデザインでの強調
(実は3つ目のデザインについてはまだ進行中です。
追ってイラストや図像を追加する予定です)
もちろんこれが完全なものになったとは思っていません。
どこかで読んだことばがあります。
「誰もが文章を書ける。でもうまく書けるわけではない」
本当にそのとおりだなあと実感しています。
文章については、今後も力を入れて行きたいと思っています。
それでは。
by chintaikanfc
| 2013-02-04 16:26
| システム