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by chintaikanfc

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情報システムの田中です。
30度を越える日が続いていますが、夏バテしていませんでしょうか。
最近、部室の窓から差し込む日光が眩しかったため、1級遮光ロールスクリーンを取り付けてもらいました。
想像以上の遮光性能で、うっかり暗い色の生地にしていたら、部室が真っ暗になるところでした。
どのくらいかというと、真夏の真昼間の窓辺でプロジェクターが投影できそうなほどなんです(笑)。
日光が特に苦手な自分としては助かっています。


さて今回は、お借りして読んでいる本、「レスポンシブWebデザイン マルチデバイス時代のコンセプトとテクニック 」(著:菊池 崇)を紹介します。
本書にはWebデザインが登場した背景から、具体的な技術の基礎~応用までが掲載されています。
詳しい技術はさておき、導入部分である、デバイスとブラウザの関係をまとめました。

【目次】
・レスポンシブWebデザインとは
・登場した背景
・レスポンシブWebデザインによる解決
・「モバイルファースト」とコンセプト
・感想


▼レスポンシブWebデザインとは


■簡単に

ウェブに興味がある方なら見聞きしたことがあるかと思います。
「レスポンシブWebデザイン」とは、PC、タブレット、スマートフォンなどあらゆるデバイスでのブラウザに最適表示できるよう、単一のHTML[*1]で制作する方法です。
端末の画面サイズに合わせて、CSS[*2]でコントロールします。


[*1]HTML(HyperText Markup Language):
Webページの文書の構造を分かりやすく要素(部品)として記述するものです。
通常の文書のように見出し、段落を指定します。

[*2]CSS(Cascading Style Sheets):
Webページの見栄えを定義するための言語で、HTMLと組み合わせて使います。
色・サイズ・レイアウトなどの装飾を指定できます。

HTML(構造)とCSS(装飾)を分けることで、効率よくWebページを作成することができます。


■実例Webサイト

それでは実際にレスポンシブWebデザインを使用しているWebサイトをいくつかご紹介します。
言葉のみよりも、実際に見ていただいた方がわかりやすいと思います。

●Starbucks Coffee Company
http://www.starbucks.com/

●Disney.com | The official home for all things Disney
http://disney.com/

●NHKスタジオパーク
http://www.nhk.or.jp/studiopark/

PCで見ている方は、ブラウザの画面サイズを大きくしたり小さくしてみてください。
スマートフォンやタブレットで見ている方は、画面を縦にしたり、横にしたりしてみてください。

さて、どうなりましたか?
画面のサイズによって、レイアウトが変わったのではないでしょうか。
これが「レスポンシブWebデザイン」です。



▼登場した背景


■スマートデバイスの普及

近年、スマートフォンやタブレットなどスマートデバイスが急速に普及しており、米調査会社によると、来年にはタブレット端末がパソコンの売り上げを越えるとの見通しがあります。

そこで、従来のパソコンより画面サイズが小さいタブレット端末でも、使いやすいようデザインされた「スマートフォンサイト」が登場しました。
デバイスごとに用意したウェブサイトを、デバイスの種類に応じて振り分ける方法が採られました。


■振り分け対応の問題

ですが、この振り分け対応にはいくつか問題があります。

●開発コストの増加
あらゆる端末の解像度、スクリーンサイズ、OSなどに対応させるため、それぞれに適したHTMLやCSSを用意するにはコストがかかります。

国内で販売されているスマートフォンのOS「iOS」「Android OS」「Windows Phone」はそれぞれ搭載しているブラウザが異なります。
解像度やスクリーンサイズは端末ごとに異なる上、縦置き、横置きができるので、単純計算で100種類の端末があれば、200種類のスクリーンサイズに対応しなければならないのです。

OSや端末が頻繁にバージョンアップされる現状では、調査するためのコストやそれらを反映させるためのコストも決して低いものではありません。

●煩雑なファイルの更新
振り分けのために用意したHTMLを、更新のたびに全て変更していかなければなりません。
例えば、5種類のHTMLがあれば、1つの更新を5回行う手間が発生します。
また、それぞれに細かい画像サイズや解像度の指定があれば、更新作業はさらに煩雑になります。

●URLの分散
ソーシャルメディアなどで紹介されたリンクがスマートフォン用のものであった場合、PCから適切にアクセスできない場合があります。
また、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールでは、URLごとにレポートが分かれてしまい、解析に手間がかかってしまいます。


このように、振り分けによる端末別対応には、現状でも多くの問題点があります。
さらに、今後はパソコンやスマートフォン、タブレットに加えて、スマートテレビ、カーナビゲーション、その他家電製品などがWebにアクセスできる時代が来るでしょう。

端末が増えるたびに、新しいHTMLとCSSでそれぞれに対応するデータを1つずつ作っていくと、将来にわたって時間と労力=コストは増え続けてしまいます。



▼レスポンシブWebデザインによる解決


こうしたさまざまな課題を解決する手法として注目されているのが、「レスポンシブWebデザイン」です。

あらゆるデバイスに対して単一のWebページ(HTML)を使い、スクリーンサイズ(画面幅)を基準にCSSだけを切り替えてレイアウトを調整します。

そうすることで、さきほど実際に見ていただいたように、
・小さいスクリーン→小さいスクリーンで見やすく操作しやすいレイアウト
・大きいスクリーン→大きいスクリーンに適したレイアウト
を提供できるのです。

レスポンシブWebデザインが注目されるのは「シンプリシティ(simplicity=簡潔さ)」にあります。
単一のHTMLを用意すればいいのでメンテナンスの負担が少なく、スクリーンサイズだけを基準にしてレイアウトを変更するため、新しいOSやデバイスが登場してもHTMLを修正する必要がありません。

異なる複数のスクリーンサイズに対してひとつのHTMLで対応できるレスポンシブWebデザインは、さまざまなスクリーンサイズとOSを搭載したモバイル端末に対応するシンプルな方法です。



▼「モバイルファースト」とコンセプト


■モバイルファーストとは

Webサイトに限らず、ソフトウェアの開発・運営に使われる考え方で、先述のスマートフォンやタブレットなど携帯端末での利用を前提に、使いやすさを常に優先させることです。
ライフスタイルの変化に合わせて、パソコンだけでなく、どんな端末からでも快適に表示・操作できるようにすることで、結果として、ユーザーを惹きつけることができます。


■モバイルファーストの考え方

2009年にモバイルファーストを提唱したウロブルスキ氏によると、考え方の背景には以下の3つがあるとのことです。
・GROWTH=OPPORTUNITY : 「成長」=機会
・CONSTRAINS=FOCUS : 「制約」=集中
・CAPABILITYES=INNOVATION : 「機能」=能力
(P.21)

●GROWTH=OPPORTUNITY : 「成長」=機会
iPhoneの世界的なヒットやAndroid端末の普及によって、スマートフォンからのWebアクセスが急増しています。
弊社の賃貸館のサイトのアクセス解析を見ても、それは実感できます。
モバイル市場自体、大きく成長しており、端末のみならず関連商品市場などのあらゆる「機会」が生まれるのです。(P.21)

●CONSTRAINS=FOCUS:「制約」=集中
モバイル端末はパソコンに比べてスクリーンサイズが小さく、表示できるものが限られています。
そのため、1画面から得られる情報は少なくなります。
そこで、ユーザーが本当に必要としている情報を熟考する必要があり、結果として無駄なコンテンツは削ぎ落とされることになります。

●CAPABILITIES=INNOBATION:「機能」=能力
「ケイパビリティ(Capability)」とは、モバイル端末の機能を利用することです。
たとえば、スマートフォンにはモーションセンサーがあり、端末の傾きや移動時の加速度によって表示や動作を変えられます。(P.22)

他にも位置情報、音声出力/音声入力、プッシュ機能、バイオメトリクス(網膜・指紋)などの機能はモバイル端末特有のもので、パソコンにはありません。



▼感想

普段何かを学ぶとき、「これは長く使える技術なのか」という点が気になります。

例えば、1つのソフトウェアだけを完璧に使いこなしていても、そのソフトウェアが使えなくなれば何もできなくなってしまいます。
それならば、いくつものソフトウェアを並行して使いながら、それぞれの共通点を見つけたり、分からないことを自分で調べ解決する能力の方が大切なのではないでしょうか。
もちろん、1つのことを極めることは悪いことではありませんし、むしろ素晴らしいことだと思います。
しかし、それだけに固執し続けているといつか苦しくなるときがきます。

そんなとき、どうしてこういう技術が出てきたのか、という大きな視点を持つことができれば、この技術や考え方は短期的なものなのか、それとも多少技術が変わってもしばらく使い続けられる考え方なのか、という予想がつき、吸収すべき要点の判断がしやすくなりそうです。

私たちも時代に合わせてレスポンシブになることを求められているのではないでしょうか。
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by chintaikanfc | 2014-07-25 18:54

第三のコーヒー

要約
スターバックスに代表されるスタイリッシュなコーヒーショップチェーンの後に「第三のコーヒー」と呼ばれるこだわりの一杯を丁寧に入れるコーヒーチェーンがアメリカで登場し話題になっています。

情報システムの及川です。


皆さんはコーヒーをお好きでしょうか?

私は会社では1杯ずつパックされた安いコーヒーを飲んでいます。
休日などは少しだけマシな豆を自分でゆっくりドリップして飲んだりしています。

ドリップとは「コーヒー豆の成分をお湯で紙や布などでろ過した」というような意味になるようです。


さて最近コーヒー業界はいろいろと動いているようです。

一つには、コンビニのドリップするコーヒーが昨年大変流行したことです。
もう一つは、最近ネットでたまに耳にするようになったアメリカの「第三のコーヒー」と呼ばれる存在です。


▼爆発的に売れたコンビニのドリップコーヒー

昨年はコンビニチェーン店が一斉に店頭その場でドリップするコーヒーを売りだしてそれが爆発的にヒットしたとのことです。

私も昨年から熱いもの冷たいものを帰宅時などに結構飲みました。

このヒットには、以前からアメリカのスターバックスなどのコーヒーチェーンショップが若い人を中心に浸透したことが関係していると思えます。


それでは、以前の喫茶・コーヒー文化とはどんなものだったでしょうか。



▼これまでの日本の喫茶店に関する印象

あくまで私が生まれてから持っている喫茶の印象からですが、喫茶店でコーヒーを飲むという習慣は以前からある程度根付いていたとは思います。

ただそれは本格的な味のコーヒーを飲むというより、大人同士のおしゃべりや商談だったりのコミュニケーションの場に必要な息抜きのための飲み物としてコーヒーが飲まれてきた、というようなことだと思います。

またこれとは別に、コーヒー1杯に価値を見出し味やカップにこだわりを出す本格的なコーヒーショップも数は多くないながらありました。

後者は味は確かに素晴らしいのかもしれないのですが、反面店主にこだわり・頑固のような「求道」めいた真剣な佇まいがあり、悪くいえば語らいの場ではない、気軽に入れない、というものでした。

それに比べ前者は気軽さがあるものの、コーヒーに味を求めない雰囲気だったりそれほどお洒落ともいえないようなところがあったように思えます。



▼アメリカコーヒーチェーンが日本のコーヒー文化をリセットした

スターバックスやそれに類似するコーヒーショプチェーンは、前者の「気軽に人と語らうための喫茶店」を新しいアメリカからの流行でアップデートするものとして出てきたように思います。

これまでの喫茶店とは明らかに違う点がありました。


・容器を紙コップにしてしまい、どこででも飲めるようにした
・店舗やコップなどお洒落なデザインにしチェーン展開でブランド力を高めた
・長居OKにしてソファを沢山おき禁煙とした
・リピーターを重視する施策を取った



要するに若者特に女性をターゲットにしたコーヒーショップとして売ろうという意図が見えます。

上で述べたような日本のコーヒー文化とは大きく違っているといえそうです。

これらのアメリカ発コーヒーショップが根付くことで、日本のコーヒー文化にも新しい流れが出てきたというのが、コンビニのコーヒーのヒットの意味ではないかと思います。


つまり、ファッションとしてコーヒーを飲むことが一般化し、もう少しコーヒーをより美味しく、もしくは簡単に飲めるというような多様な選択肢を求める姿勢が日本にも根付きだしたということです。



▼第三のコーヒー

さて、ようやく本題です。

そうした中で、現在アメリカで徐々にいわれ、日本でもネットを中心に話題になっているのが、「第三のコーヒー」の存在です。

当然ながら「第三」というからには、「第一」「第二」のコーヒーの説明が必要です。

これはアメリカの話ですが、その実、上で挙げたように日本にも同じ流れがあったのではないかとと思います。


■第一のコーヒー
とりあえずコーヒーを飲むようになった状態で「アメリカンコーヒー」というものを指すようです。アメリカの刑事ドラマで「あんな泥水飲めたもんじゃない」とかいっているのを思い出します。


■第二のコーヒー
そうした「アメリカンコーヒー」から脱皮し「高品質の豆やエスプレッソマシーンを使った」(*1) スターバックスを代表されるチェーン展開によるコーヒーで、コーヒーを飲むことをオシャレなものとして再発見しました。


■第三のコーヒー
「ハンドドリップで一杯ずつを丁寧に淹れていくスタイルで、地域密着型の店作りが特徴的」(*2) で複数の豆をブレンドせず、一つの苗木から収穫した豆を使うようです。


多くの種類の豆を用意し注文によってその場で1杯ずつドリップする本格的なコーヒーを、スターバックスのようなチェーン方式で行おうという会社がアメリカで登場してきている。
これが「第三のコーヒー」を意味することになると思います。

その代表として「ブルーボトルコーヒー」という会社があるようです。
お店もカップのデザインもスターバックスのように小洒落ており、しかも室内に本格的な器具が並べられているところがどこかキッチンのような、どこか面白いバランスに思えます。

新しいコーヒーの波として飛びつきたくなる印象があります。


面白いことにこのブルーボトルコーヒーの創業者は、日本のこだわりの喫茶店から影響を大きく受けているという話をしています。

そうした本格的にいれる1杯をより多くの人に提供する(つまりチェーン展開として)ことを考えたようです。



▼個人ごとの好みに対応する企業は可能か

ここにビジネスの現在のトレンドが見て取れるかもしれません。

つまり大量生産による画一的な製品を個人が合わせるのではなく、より個人の好みに寄り添った細かな違いをいかに個人ではなく企業が提供できるのか、という問題です。


ちなみに、ブルーボトルコーヒーは日本にもできるそうです。


ずいぶん長くなってしまいました。

今回はこのくらいで。



▼参照

■Starbucks Coffee Japan - スターバックス コーヒー ジャパン
http://www.starbucks.co.jp/

■Blue Bottle Coffee (英語のサイト)
http://www.bluebottlecoffee.com/

■スタバ震撼?「コーヒー界のアップル」日本へ | 企業戦略 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
http://toyokeizai.net/articles/-/38664

上記記事の「*1」「*2」は以下のページから引用しています。

■豆の″質″に、とことんこだわりたい。「サードウェーブ・コーヒー」が珈琲好きにオススメな理由 - Peachy - ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/8391451/
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by chintaikanfc | 2014-07-04 19:41 | プライベート